見 2014年9月24日

いなざき獅子舞

見物レポート→2014

姿


ところでここでは舞手さんのことを「マイコ」と言っていました。


後ろ髪から紐が伸びてて、腰の太鼓の紐に絡ましてたのは跳ね上がるのを防ぐためかな。だとしたら機能的!

頭

大獅子

羽飾りがとにかくもさもさ!もさもさ!! 顔が見えづらいほどもさもさ!
基本は目の丸い可愛い感じの面構え。鼻が金色でこれもラブリー。

姿

ササラとササラコを持っています。

ササラは竹を細かく割ったもの、ササラコは木の棒に刻みを入れたもので、互いに擦り合わせ音を出す楽器の一種です。
男性器を模したササラコを持った道化の舞には、子孫繁栄を祈る気待ちが込められているそうです。


舞

2014年、会場に貼り出してあったものより(:以下は説明)

道笛の舞:円光寺から鳥見神社へ、道化の露払いと花笠、獅子たちがやってくる

四方固めの舞:道化は清め、獅子は舞の奉納の意があるとか。道化はササラの金精さまを擦ったり。
       米や塩を拝殿に向かって供えたりします。

花笠めぐりの舞:花笠の間を道化と獅子たちが行ったり来たりします。
        花笠が退場すると女獅子争いに突入します。

道笛の舞:拝殿脇に張られた紅白幕の奥へ退場

道笛の舞:大獅子と道化が舞手交換。後半の舞手は「師匠」と言われるベテランだそう。

四方固めの舞:女子の悲鳴が上がるほど道化がエロ頑張ります。

綱くぐりの舞:大獅子による綱。

道笛の舞:再び拝殿脇へと退場して終わり。


子どもたちはお世話役の方に「じっとしてろよ」とか言われてて微笑ましい。
獅子と河童は高く足をあげる動きで、周囲を廻ったり花笠たちの間をとおったりしていました。


花笠が退場すると、次に喧嘩のような舞があります。
前方に出てきた男獅子たちがしきりに頭を振り、前にいる方が膝をつくと決着のようす。
もう片方、女獅子、河童は喜ぶような跳ねる仕草をします。

喧嘩のときは勝つ方の獅子の背後に女獅子がついたり、加勢したりすることが多いと思っていましたが、ここの女獅子さんはクールでした。
メンズが喧嘩してる間、河童と同様に背後をうろうろ。


なかなかくぐれない大獅子。
これは、「綱が悪魔や困難を意味している」説と「神様が簡単に近づけないほど尊いことを意味している」説があるらしい。

さて、「くぐり」となってはいますが実際はまたぐ動作です。
過去にはくぐっていたんでしょうか。だとしたらあの頭でそれはハードですね。

舞場
拝殿

拝殿。
とっても小さい拝殿の向かいに集会所があります。
その間に4m四方くらいの白線(石灰のあれ)で
舞場スペースが取られていました。

盗み聞きした情報では練習は集会所の中で行いますが、
本番はむき出しの地面なのでとても疲れる疲労するとのこと。

地面は草も石もない地面です。砂埃がすごい。

舞
大きめ。締め太鼓に胴巻きがついています。
舞
盛装した楽人が二人。
拝殿向かって左側に運動会の来賓席みたいなテントがあって、その中でパイプ椅子に座って笛を奏でます。

名称 いなざき獅子舞【印西市指定無文】
保存会 いなざき獅子舞保存会
開催地 印西市和泉622(和泉鳥見神社)
日時 秋分の日 14:00~16:30
交通 北総鉄道千葉ニュータウン中央駅から徒歩で約30分
公式 印西市生涯学習課(0476-42-5111)
メモ 乾いた地面からたちのぼる砂煙がすごいので対策が必要。
マスクとかしてればよかった。カメラも程よく砂まみれ。
最後は大量の餅が撒かれます。避けていても届きます。
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